妊娠中の手や足のむくみ原因
妊娠すると多くの女性が手や足のむくみに悩まされます。
妊娠中にむくみがどうして発生するのかというと、赤ちゃんができることによって
女性の体には、赤ちゃんを育ているために水分が多く必要になるから
羊水だったり、血液だったり本来無い成分を増やしていくことになるのです。
具体的には赤ちゃんができて35週ぐらいが該当します。
胎盤が出来る時期に差し掛かるとこうした手のむくみといった症状に悩まされるようになるのです。
体の水分の増加に対して、腎臓の水分の排出の力が追いついていないといった問題もある為、むくみやすくなるのです。
また、妊娠の状態を保ち、健やかな赤ちゃんの健康に維持する為に必要なエストロゲンというホルモンは、水分を溜めやすくしてしまいます。
この為、妊娠した女性は非常にむくみやすくなるのです。
女性の体には水分が集まるものの、その水分を調節する機能の腎臓が追いつくことが出来ずに、水分の排出が追いつかないということがむくみに繋がるのです。
妊娠中に足のむくみの主な原因
足が地球の重力の影響をうけやすいために、足の静脈に水分を溜めやすくなります。
この為、下半身は、太くなり象の様になってしまったという方も少なくないのです。
ふくらはぎの筋力が弱かったり
サイズの合わない靴を普段から履いている人
こうした状況を更に助長してしまい、足が太くなるといった要因になってしまいます。
妊娠中の手のむくみ対策
最初にたまった水分を外に出すために、グーパー運動を行って、手のひらに溜まっている水分を外に出す運動を行うようにして下さい。
ですが、妊娠中のむくみには栄養の摂取も同時に行うと非常に効果的。
それは体の変化によって、必要な栄養素や機能が追いついていない為に起こっているので、注意すべきは、妊娠中の水分の摂取の方法と栄養素の摂取の方法です。
水分の摂取には、遠慮しないで摂取をするようにして下さい。
摂取するにも、少しづつの量をゆっくり飲むというのが一番いい方法。
一度に大量の水分の摂取はむくみの原因になるからです。
栄養で注意すべきは、塩分を減らすことです。
醤油といった物を他の調味料に変えたり、味噌の使用を控えるといった工夫もその一つになります。
締め付けるような服装はやめるようにして下さい。
手のむくみの場合は、タイトなネックの冬物のセーターといった服装は、手にあった水分を元に戻すの阻害してしまいます。
結果、手の末端の水分が上半身の心臓の方に戻ることが出来ないため、手のむくみは改善することが無いのです。
この段階は結婚指輪といったものを外すようにして下さい。
締め付けによって循環が悪くなったり、最悪の場合は抜けなくなってしまうからです。
手のむくみ対策にはこうした方法で対策が有効になっていくのです。
妊娠中の足のむくみ対策
足のむくみ対策では、物理的な方法と、栄養の2つの改善方法で治すのが一番です。最初に物理的な方法を紹介!
物理的な方法は寝る時に足をあげた状態で寝る事。
普段から足が重力によって水分が滞っているのを改善する為には、寝ている時に下に降りていった方が楽。
これはクッションでできる改善方法なので是非、横になる時にはクッションを使用して足を下げるようにすると良いですよ。
足に着圧のかかるストッキングやサポーターを使用する方法。ですが、妊娠時はこれらの方法でも対応できないといった事が起こる為、一番お勧めなのは圧着ストッキング。
栄養に関しては、むくみがある時点で、塩分が多いということなので、和食では醤油や味噌といった調味料なしでも食べれる献立に変更する工夫が必要になってきます。
また、すいかやきゅうりといった野菜果物を食べるのも効果的な方法です。
水分を出すカリウムを豊富に含んでいるので、食べるようにするといいのです。
疾患以外の生活習慣が原因の場合
生活習慣の改善と筋肉量の増加を心掛けます。
体内の水分のバランスはカリウムとナトリウムによって調整されています。細胞内のナトリウムを排出する為には、カリウムが必要!
カリウムが不足すると、ナトリウムを細胞外に排出することができなくなる為、ナトリウム濃度を低下させるために水分を溜め込みます。
これが主なむくみの原因となります。
むくみに対する治療としては、利尿剤が投薬されますがこの利尿剤の多くはナトリウムの再吸収に関わっているメカニズムに対して働きます。
利尿剤を使うまでではないけれど、むくみやすい体質の方はできるだけカリウムの摂取を心掛けましょう。